

時代を超えて受け継ぐ「信用」。未来へつなぐ包装資材の使命。
この度、包装資材を柱とする堅木株式会社の三代目社長として、また、明治初期に創業した「堅木商店」から数えて五代目の節目を預かることになりました、堅木 隆之と申します。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社は、明治初期に初代・堅木徳松が姫路の地で「袋物」を扱う「堅木商店」として産声を上げました。
二代目・忠太郎は姫路の地場産業である革開発に尽力し、厳しい戦時下も乗り越える礎を築きました。

そして、戦後再興の時代、三代目・孝の時代にロープ、シデ紐などを扱う現在の包装・梱包資材事業の原点へと大きく業種を転換して「堅木商店」を再興。「堅木ロープ店さん」として地域に根差し、親しまれるようになりました。昭和26年には「株式会社 堅木商店」に改組、初代社長として就任し、包装資材全般へと取り扱い品目を拡大、地域社会と地場産業の活性化に貢献してまいりました。
先代・貴朗の時代には、バブル崩壊、リーマンショックといった社会の大波に揉まれながらも、平成16年に「堅木株式会社」へと社名変更。市場環境の高速な変化と多様化に対応すべく、姫路・岡山の両営業部制へと組織を改革し、令和元年には本社・姫路営業部を移転するなど、常に時代のニーズに合わせた歩みを続けてまいりました。
このような幾多の困難を乗り越えてきた歴史の中で、父や祖父から私が厳しく教えられたこと、それは「いかなる時代も、商売の根幹は『信用』である」という唯一の教えです。信用は長年の努力と苦労によって築かれますが、失うのは一瞬であるというこの言葉を、深く肝に銘じております。
堅木株式会社の使命は、「より良い品質」「環境に優しく安全」「より安価により早く」を追求し、「必要な物」を「必要な時」に「必要な場所」へお届けすることです。この使命を果たすことが、これまで弊社を支えてくださった地域社会への貢献に繋がると確信しております。
私は、創業以来培ってきた長年の信用・信頼を次世代に繋ぐため、お客様一人ひとりの声に真摯に耳を傾け、「よき隣人」として「まず堅木に相談してみよう」と安心して頼っていただける存在を目指します。卸売業者としての責任と気概をもって、最適なご提案を発信し続ける努力を重ねてまいります。
社員一同、この歴史と理念を胸に刻み、日々努力研鑽を重ねてまいる所存でございますので、今後とも、尚一層のご指導ご鞭撻、ご引立てを賜りますよう、伏してお願い申し上げます。
堅木株式会社 代表取締役社長 堅木 隆之

